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2025.06.14

イスラエルとパレスチナの今

13日、平成校にドキュメンタリー写真家の森佑一さんがいらっしゃいました。

約8年間、世界の紛争地で取材を続けている森さんは、エルサレムやパレスチナで行った現地取材を通して、実際に直接見聞きした体験を2・3年生に講演してくださいました。

日本から約9,000キロ離れたイスラエルとパレスチナ。連日日本でもニュース等で報道されていますが、知っていることは少ない地。そんな現地の人々の食生活や宗教について、また2日に一度体験したという戦闘の様子や避難シェルターなど、ニュースでは伝わり難い現地の人々の日常の暮らしや街の現状について、たくさんの写真を交え中学生にもわかりやすくお話してくださいました。

また「第三者」である私たち日本人の視点から、「共存」というテーマについても考えるきっかけをいただきました。価値観や思想の違う者同士が暮らすことは難しく、日々破壊行為や嫌がらせが繰り返される現地。ただこの現状を「おかしい」と感じて、パレスチナ人と交流し、活動しているイスラエル人の若者たちがいることも教えていただきました。

「共存」のキーワードは「寛容」。自分の目で見て、話をして、直接体験を通して正しく「知る」ことが大切だと話を締め括られました。