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2025.10.11

東京大学 加藤先生 講演会

先日、東京大学工学部長の加藤泰浩教授をお招きして、前期課程1・2年生を対象に進路講演会が開かれました。

 

実は加藤先生には昨年も来校頂き、後期課程生を対象に講演して頂いたのですが、お話の内容に加え、人が自然と引き込まれるような巧みな話術に生徒も先生も魅了され、今年度もぜひ、ということでお越し頂きました。

 

加藤先生は現在工学部長をされていますが、もともとは理学部で研究をされていました。今回はご自身の人生について、高校時代から、なぜ理学部の人間が工学部長に抜擢されたのかまで、たいへん面白く前期課程生に語りかけてくれました。そして、長年研究を続けてきたマンガンノジュール(日本の領海に眠るレアアース)についてももちろん熱くお話頂きました。

 

専門的な話だけでなく、文理関心問わず、生きていく上で誰もが経験しそうなことについて話してくださり、生徒たちも熱心に聞き入っていました。

 

最後の質問コーナーでは、どんな質問が飛び出すかと思いきや

---東大の学食でおいしいものは何ですか?

さすが中1。先生たちは冷や汗をかいていましたが、場の雰囲気も和み、環境問題などの高度な質問も出て、有意義な質疑応答の時間となりました。

 

さて、講演の後は4・5年生の有志との座談会が行われました。

 

座談会では、受験を控えて真剣な悩みを打ち明けたり、レアアースと国際政治・国益の問題について質問したりと、後期課程生ならではの質問が出ていました。加藤先生も大人の仲間入りをしかけた生徒たちに、真剣に向き合って答えてくださり、あっという間に時間が過ぎた感じでした。

 

加藤先生、ありがとうございました。