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2026.03.24
年度末も差し迫った時期の5年生の美術の授業では、日常に潜む「美」を再発見する二つの制作に取り組みました。
一つ目は、紙粘土で野菜や果物を精巧に再現する「粘土でそっくり選手権」です。



ピーマンやレモン、しいたけなど、生徒たちは実物をじっくり観察し、細かな凹凸や曲線を形にしていきます。
形づくりを終え、写真は命を吹き込む「彩色」の工程。
ある生徒が制作したエリンギは、本物と一緒にパックに並べると、どちらが粘土か見分けがつかないほどのクオリティでした。
どれが本物でどれが作品か、すぐに分かりますか?


色を重ねるごとに増していく「リアルな質感」に、教室からは満足げな喜びの声が上がっていました。

もう一方は、凹凸を紙に写し取る「フロッタージュ(こすりだし)」の活動です。
生徒たちは校内や屋外を巡り、普段は何気なく通り過ぎている床や壁、地面などに紙をあてて鉛筆を走らせます。



「こんなところに面白い模様があったんだ!」という気付きは、日常の景色に新たな意味を与えてくれます。
集めた模様をその物体の写真と並べて構成した作品からは、視点を変えることで世界が広がる楽しさがにじみ出ていました。

廊下で真剣に地面と向き合う姿は、まさに表現者そのもの。

五感を使って「日常」を「アート」に変える、5年生らしい深みのある学びの時間となりました。