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2025.06.13

平和をカタチに ― 国際アーティストと創る美術の時間

6月12日(木)、モザンビーク出身のアーティスト、Fiel Dos Santos Raffaelさんが来校されました。

フィエルさんは、松山市にあるNPO法人四国グローバルネットワークの事業の一環で日本に招かれました。今年はモザンビーク独立50周年、日本の戦後80年の節目のタイミングです。

フィエルさんはご自身が体験された独立戦争と1992年まで続いた内戦の経験をもとに、アートを通じて平和を訴える活動を続けています。

主に美術の授業に参加され、生徒たちとたくさん交流してくださいました。

3年生の授業では、まずご自身のアート活動についてお話しいただきました。中でも印象的だったのは、銃を素材として用いたアート作品の紹介。一見すると美しい作品ですが、よく見ると銃の引き金や銃口があり、そこに込められた深い思いに生徒たちは興味津々。芸術を通じて平和について考える貴重な機会となりました。フィエルさんのアートに興味のある方はぜひこちらのリンクをご参照ください。(武器をアートに ― モザンビークにおける平和構築活動 ― https://mozambique-art.com/

続いて、「平和」をテーマにアルミホイルを使って表現活動を行いました。最初は少し戸惑っていた生徒たちも、フィエルさんや周囲との対話を通して緊張がほぐれ、それぞれの「平和」を自由に形にしていきました。創作物の発表を通して、フィエルさんからは「多様性があることは素晴らしいこと。違いがあるからこそ新しいものが生まれ、人々は発展していく」という、心に残るコメントをいただきました。

今回の国際交流を通じて、生徒たちは「当たり前」が当たり前でないことに気づき、自分たちの未来や社会への貢献について考えるきっかけを得ることができました。世界へと視野を広げたその一歩が、これからの歩みに繋がっていくことを願っています。