News & Topics

2025.08.10

Zero2Maker アントレプレナーシップ

8月5日、済美平成中等教育学校と済美高等学校の2校で、中学3年生から高校3年生までの生徒36名が、Zero2Makerプログラムに参加しました。
講師は、元MIT客員研究者・アントレプレナーシップ教授のRajesh Nair(ラジェッシュ・ネイア)さんと、教育起業家でグローバル教育・アントレプレナーシップ教育の専門家である白川寧々(しらかわねね)さんです。

Zero2Makerは、MIT(マサチューセッツ工科大学)で開発された、ものづくりを通してアントレプレナーシップを学ぶ教育プログラムです。
まずは「アイデア出し」からスタートしました。両校の生徒は初対面の人が多かったものの、活動を通じてすぐに打ち解けました。

今回のプログラムは、
①アイデア出し ②段ボールでスピーカー(拡声器)作り ③3Dプリンタでネームタグ作成
④Arduino(アルドゥイーノ)で光や音を出す ⑤意地悪な製品作り ⑥動画作成とプレゼンテーション
という6つのステップで進行しました。

段ボールを使った音の増幅装置では、各班が工夫を凝らし、見事に音を大きくしていました。済美高等学校の先生チームも参加し、Arduinoにプログラムを書き込んでLEDを光らせたり、音を鳴らしたりと、生成AIの力も借りながらあっという間に完成させていました。

特に「意地悪な製品作り」には2日目から多くの時間をかけ、試行錯誤を繰り返しながら製品が完成していく過程は、見ていてとても面白いものでした。わからない点はRajeshさんや、ねねさんに相談しながら、どのチームも着実にレベルアップしていきました。短期間でここまで仕上げる生徒たちの姿に、驚きの連続でした。

最後はプレゼンテーションです。生徒たちは流暢な英語で発表し、その高い完成度に感嘆させられました。集合写真の表情からも、充実した2日間であったことが伝わってきます。

Rajeshさん、ねねさん、2日間本当にありがとうございました。この経験を糧に、日々の生活の中で探究のヒントを見つけていきたいと思います。