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26期4年生の書道選択生の授業にお邪魔してみました。
この日は、基本書体のひとつである「行書体」に取り組んでいました。
お手本を見ながら集中して字を書き、一人ひとり順番に先生の添削指導を受けるという、とても静かで集中した時間が流れていました。
ちなみにお手本は、東晋時代の中国の書家、王羲之(おうぎし)の最高傑作『蘭亭序(らんていじょ)』というものだそうです。
その書は後の時代のほぼ全ての書家が何らかの影響を受けたとされ、日本の書道界にも大きな影響を与えたとのこと。
1700年近くも昔に書かれた書の作品が、現代に及ぶまで影響を与え続けているというのは、本当に壮大な話ですね。
ある生徒は、「最初から最後まで、一画一画集中力を切らさないのはとても大変で難しい」とつぶやいていました。
時空を超えたお手本をと向き合いながら、自分の精神とも向き合える、良い時間でした。