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2025.12.21

世界で一番の贈りもの

クリスマスを控えたある日の朝、1年生の教室を覗いてみると、定期的に行われている「ブックデリ」の真っ最中。

生徒たちが熱心に聴き入っているぞ!どんな本が紹介されているのかな?

クリスマスや冬ならではの雪にちなんだ何冊もの本が紹介されています。どれも面白そう!

『クリスマスキャロル』は私も読んだことあるなあ…。

司書の先生が紹介してくださっていた本の中には、「今年のクリスマスにも、こんなことが実現するといいな」と思わせられる本がありました。

本のタイトルは『世界で一番の贈りもの』。

第一次世界大戦の只中、1914年のクリスマスに戦場の最前線で、自然発生的に生まれた奇跡の休戦の実話を物語にしたものです。塹壕に身を潜め、死と隣り合わせの毎日を送っていたイギリスとドイツの兵士たちが、非公式ながら、束の間、平和で人間的な時間を共にし、持ち寄ったソーセージやお酒で、一緒に家族を想いながらクリスマスを祝い合った…そんな「神さまからの贈りもの」みたいなエピソードをもとにしたお話。

振り返れば、この1年も、世界の各地から紛争や災害で見る影もなく破壊された街の映像や死傷者の数を告げるニュースが絶えず伝えられ、その映像の先に、多くの苦しみ悲しむ人たちの存在を思わずにはいられない日々が沢山ありました。

『世界で一番の贈りもの』は、大切な人たちの笑顔と共に、安心して過ごせる心穏やかなあたたかい時間なのかもしれません。

皆さまのクリスマスやお正月がそういう時間でありますように!