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2021.11.25
今日の顔
AIDS危機からコロナパンデミックを見る

今週の東大講座は

「AIDS危機からコロナパンデミックを見る」というテーマで行われ,生物学や医療系に興味を持つ4・5年生22名が参加しました.

AIDS発見の歴史から、社会の動きを分析し、今回のコロナパンデミックとの共通点を探っていく動きは大変分かりやすく、生徒たちも熱心にメモを取っていました.

以下、参加生徒の感想です.

「COVIDー19とAIDSでは、死者数や感染経路の比較から、CIVIDー19の方が脅威と考えられると思う.ただAIDSは発生源と考えられるゲイや4Hの方々を差別し、COVIDー19ではアジア系の方々を差別するなど、発生源を差別してしまう傾向があることがわかった.」

「AIDSが発見された時、4Hの病と呼ばれ、マイノリティの人たちになすりつけられていたことに驚いた.コロナ禍においても、医療従事者やコロナに感染したことのある人が社会からマイノリティ扱い、差別から守るべきだと思った.」

※4Hは、「ヘロイン使用者、同性愛者、血友病患者、ハイチ人」を指す言葉としてAIDS発見時にできた言葉だそうです.

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