卒業生の声

2015年度卒K・T さん
東北大学工学部 → 東京大学大学院工学部進学予定(執筆時大学4回生)

私は今までの人生で3度入学試験を受けました。済美平成の入試、東北大学の入試、そし

私は今までの人生で3度入学試験を受けました。済美平成の入試、東北大学の入試、そして東京大学大学院の入試です。
私は幸いなことにこれらの入試を全て無事合格することができましたが、これは自分個人の力だけでは決して成し得ることのできなかったもので、夢に向かって励む仲間がつくる良い「環境」の中で勉強できて初めて達成できたものであると確信しています。
上記3つの入試において、私は幸いにも志を共にする仲間と非常に恵まれた環境において勉学に励むことができました。

自分の人生の最終的な決定権を持つのはもちろん自分自身ですが、それに至る過程は自分一人の意思のみによって決定されるものではなく、周囲の人、特に友達、環境の影響を多分に受け、人生はそれに大きく左右されます。
「朱に交われば赤くなる」で、元の性格がどうであれ他者から善の影響を受けたらその人は善の性に、そして逆もまた然りです。
済美平成の生徒は厳しい中学入試をくぐり抜けた優秀な人ばかりなので、勉学、また人格形成の場として済美平成は非常に良い環境でした。先の例で言うなれば、私は済美平成の環境からは多大なる善の影響を受けました。

また済美平成の良い環境を形成する要素の大きなもののひとつとして、非常に優秀な教師陣とその教育カリキュラムを挙げることができます。
済美平成は高校受験がないため、一般の公立校のような「高校受験に向けた」勉強をする必要がありません。中学1年生から6年後の大学受験に向けて、ある意味「のびのび」と勉強することができるため、授業も表層的な、テストで点を取るために必要なことだけを教えるものではなく、本質的な深い事柄までをも学ぶことができました。
特に理系教科はもちろんのこと、私の受けた国語の授業は思考力を育ててくれるもので、ここで培われた思考力は済美平成を卒業した今でも非常に役に立っています。
自分の人生の若いうちにこのような思考力を育てることができたのも、済美平成ならではだったと思います。

そしてここまで“無事”にやってくることができたのは、ひとえに人生の早い段階で将来の夢を決めることができたためであると私は思います。
済美平成の先生方は非常に優秀な方々であるのはもちろんのこと、とても気さくで親しみやすい方が多く、私はよく勉学のこと以外でも先生方と話をしていました。
そんな先生方と普段の何気ない会話から、将来のことについてまで話し合ったりする中で、私は中学3年生の時に宇宙について興味を持ち、「宇宙に行って、自分の目で外から地球を見る」ということを人生の夢に、ここまで変わらず走ってくることができました。そして私は来年から東京大学大学院の航空宇宙系の研究室に進学することが決まり、中学3年生からの夢にまた一歩近づくことができました。
大学に進学しても、また大学院に進んでも「自分が何をしたいのか」が分からない人は大勢います。そんな中、中学3年生でぶれない人生の軸を形成することができたのは非常に幸運なことであったと思います。

前述の通り、人生の最終決定権を持つのは他の誰でもない自分自身ですが、それに至る過程を与えるのはその人の置かれた環境です。
人は生まれた瞬間には無限の可能性を持っています。
まだ何者にもなり得る中学生の時期に良い環境に身を置くことは、将来の可能性をより良いものにするために必要不可欠なのです。

私は必ず宇宙へ行きます。
私にその人生の夢を授け、それに向かうための力をつけてくれたのは他でもない、ここ済美平成でした。
済美平成中等教育学校の素晴らしい環境での6年間は、私の人生に多大なる良い影響を与えてくれました。
私はここで学んだ様々なことを胸に、宇宙に向かって進んでいきます。

2015年度卒K・I さん
松山大学人文学部社会学科(執筆時大学4回生)

 私は大学で四年間過ごしてみて、済美平成での友達との繋がりの深さを改めて感じまし

 私は大学で四年間過ごしてみて、済美平成での友達との繋がりの深さを改めて感じました。大学にも友達はいますが、同じ授業を受けたりすることは少ないので済美平成の友達ほど深い関係を築くまでには到らなかったように思います。卒業し四年経った今でも連絡を取り合っている友達はたくさんいます。ここまで長い付き合いをすることになったのも、中高一貫で6年間同じ時間を共にしたからだと思います。深い友人関係を築いた中で6年生を迎えることになるので、お互いに励まし合いながら受験期を乗り越えることもできました。済美平成なら一生を通じて付き合える友人が見つかるはずです。

2017年度卒F さん
岡山大学・医学部・医学科進学

(新居浜からの通学生のコメント)
電車通学大変だねと言われることは多かったの

(新居浜からの通学生のコメント)
電車通学大変だねと言われることは多かったのですが、そんなことはないと思います。先生方はちゃんと電車の時間などを考慮してくれますし、電車ではなんでもできます(周りの人に迷惑をかけない程度で)。勉強をしたり、寝たり、本を読んだり、遊んだり....。6年のころは学校でも家でもない自分の自由な時間があったからこそストレスをためすぎることなく一年やり続けられたのだと思っています。
 また平成校では勉強する環境が本当に整っています。先生方も生徒のために尽力してくださっていることをこの1年間で痛感しました。また自習室も新設され、意識の高い仲間もいます。このような環境下で必死に努力すれば、必ず報われるはずです。自分を信じて頑張ってください!

2017年度卒G さん
東京外国語大学・国際社会学部・ロシア語学科進学

私は感情の起伏が激しくて、何度も折れそうになったり受験をやめたいと思いました。最

私は感情の起伏が激しくて、何度も折れそうになったり受験をやめたいと思いました。最後までやり切ることができたのは、学校の友達がいたからです。志が高い友達が近くに何人もいたので毎日刺激を受けて私も頑張らなきゃと思うことができました。友達は本当に大切です。一人では挫けてしまうことでも、友達がいると乗り越えることができます。受験はしんどいし、毎日毎日後悔の連続で、もっと勉強できたと自分を責めてばかりでした。どうして自分はこんなに弱いんだろうと自分が嫌いになりました。しかし、第一志望には届かなかったけれど、受験を乗り切ることができたことは自信に繋がりました。最後に私が一番好きな格言を紹介します。
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」上杉鷹山

2017年度卒E さん
大阪大学・文学部進学

個人的な意見ですが、勉強、受験にとって集中が最大級に大事だと思います。定期テスト

個人的な意見ですが、勉強、受験にとって集中が最大級に大事だと思います。定期テストや模試、受験本番でも、集中しきった後は自分のできる最大限のパフォーマンスが出来たと感じました(いい点数でも悪い点数でも)。あまり真面目とは言えない私が、第一志望に合格したのは、集中を意識してきたからだと思います。集中は皆さんが出来ることです!!!...とにかく目の前の小テスト・定期考査・模試で常に最高のパフォーマンスができるように頑張ってみてください!結果が出ると嬉しいと同時に、成績が落ちることへの恐怖が襲ってくるのでバリバリ勉強できます!!!

2017年度卒D さん
早稲田大学・人間科学部進学

確かに受験は人生がかかった大事なものではありますが、自分以外のことをないがしろに

確かに受験は人生がかかった大事なものではありますが、自分以外のことをないがしろにしてはいけないと思います。よく言われるように、受験は団体戦だと思います。しんどい時に支えてくれる人がいるからこそ、最後まで頑張れる。友人、先生、家族、いろんな人に支えられていることを頭において、一年間過ごしてほしいです。最後に受験においては、やっぱり「どれだけ頑張れたか」=「どれだけ頑張ろうと思えたか」=「どれだけ気持ちが強かったか」だと思います。だから、気持ちで負けないでください。自分ならできる、そう信じて試験を受けてください。

2017年度卒C さん
大阪市立大学・理学部進学

(進路に悩んだとき)担任の先生との何度もの面談、添削していただいた先生の助言、過去

(進路に悩んだとき)担任の先生との何度もの面談、添削していただいた先生の助言、過去問との相性、様々に考えた結果、やりたいことは理学部だと決断しました。そもそも理学部に興味を持ったのは6年生の理科のおかげで化学が好きになったからです。理学部はどこの大学にありますが、大阪市立大学は自分で調べてみて講義のことや職業のことやサークル活動のことなどを含め、今本当にやりたいと思えることが見つかった大学です。その気持ちが薬学部に対する気持ちよりも強くなったのでそこに出願しました。...他人に流されず本当に自分がやりたいこと、学びたいことかを考えることが大切だと思います。
あと、試験本番で何がなんでも点を取っていく精神も必要だと思います。私は私立受験の時に感じました。本当に合格したい気持ちが強くあればちゃんと受かりましたし、薄ければあっさり落ちてしまいました。大学受験は終わりましたが、これからまだまだやりたいこと、超えなければならないことがたくさんあるので次に向かって進んでいこうと思います。

2017年度卒B さん
名古屋大学・医学部・医学科進学

大事なことは、どれだけ辛くてもサボらないことです。一度サボるとサボり癖がついてよ

大事なことは、どれだけ辛くてもサボらないことです。一度サボるとサボり癖がついてよくないです。毎朝決まった時間に起きて決まった時間に学校に行って決まった時間に帰って寝ましょう。放課後の自習も必ず出てください。塾が悪いとは言いませんが、塾を口実に学校の自習に出ないのはあまりよくないと思います。学校の自習の出席率と難関校の合格率は比例している気がする...(あくまで個人の感想です)。低学年の時は私は自習が大嫌いで、考査期間中の放課後自習は腹痛を感じるほど嫌でしたが、終わってみるとその重大さが身に染みてわかります。ここまで自習を徹底してくれる学校に通っていなかったら私は旧帝大の医学部に行こうなんて思いもしなかったと思います。

2017年度卒A さん
九州大学・法学部進学

 (自分の6年間を振り返って)勉強するよう心がけるのではなく、勉強して当たり前の環

 (自分の6年間を振り返って)勉強するよう心がけるのではなく、勉強して当たり前の環境に身を投じていたのです。これは非常に大切なことだと思います。人間は一人だとどうしても自分に甘くなってしまう、だからこそともに切磋琢磨できる仲間を見つけ、励んでいくことが必要なのです。僕の言っていたストイックさとは、自分をそのような環境に追い込むための自律の精神のことなのです。...自分が大学に進学することを望むのなら、挑んでください。たくさんの人が助けてくれます。応援してくれます。18年間、本当に多くの人に支えられてきたことを実感できるでしょう。さらに、せっかく挑むなら、より高みを目指してください。先生が過去の済美平成のパンフレットに次のような言葉を載せておられました。「最高到達点でゴールせよ」
 受験期にたまたまこの言葉を見て、その通りだと実感しました。ゴールなんていずれやってきます。受かってもゴール、受験やめてもゴールなのですから。だから、皆さんにはゴールではなく到達点を常に見ていてほしいと思います。

2016年度卒H さん
東京大学・文科3類進学

お世話になった全ての先生方と友人達に感謝しています。6 年間で経験した様々なことが

お世話になった全ての先生方と友人達に感謝しています。6 年間で経験した様々なことが回り回って今回の合格につながったと思います。(中略)これから皆さんは受験を経験するわけですが、受験、しんどそうですか?辛そうですか?僕はこの1年の間に多くの友人が「受験はよ終われ」「何で○○(教科名)なんかせないかんのぞ」と言っているのを聞きました。しかし、受験のメリット、大学に行くメリットは今の時点では分からない、だからこそ自己との対話を続け、自分で価値創造しないといけません。長いようですが受験はあっという間です。受動的にかつ無為に過ごすのは勿体ないです。通過儀礼であるのならば、どうせならその過程を楽しもうといったくらいの心持で受験に挑戦してほしいなと思います。受験は楽しんだもん勝ちです。