先週のNHK杯全国放送コンテストにも出場した放送部６年の矢野さん、森岡さんが、いよいよ部活動の集大成、最後の大会に臨みました。
「とうきょう総文2022」の放送部門に、朗読・アナウンスの各部門で愛媛県トップの実力者２人が出場、有終の美を飾りました。
先に出番が来たのは、朗読部門の森岡さん。
郷土を舞台にした作品か愛媛県出身の作者の作品を、というルールの高校総合文化祭。森岡さんは、ハンセン病を患い四国遍路となった青年の姿と心を描いた「遍路の果てに」に挑戦。コロナという感染症が騒がれ出した頃、感染者を忌避する風潮が日本でも問題になったことを思うと、我々の心に潜む差別や蔑視の感情を見つめ直させてくれる作品です。深く作品を読み込んで仕上げた森岡さんの朗読は、県大会でもたいへん高い評価をいただきました。全国大会でも堂々としていますね！
翌日はアナウンス部門、矢野さんの出番です！
アナウンスも地元のニュースを取材して取り上げるのが大会のルール。矢野さんが取り上げたのは「メンマチョ」という、ユニークで可愛いネーミングの食品の話題です。
西条市で取り組まれている放置竹林問題の救世主的プロジェクトから生まれた新感覚メンマが「メンマチョ」です。何度も取材を重ね、言葉をひとつひとつ吟味してまとめた、伝えたい情報と矢野さんの思いの詰まった原稿は、明るくメリハリの効いたアナウンスと相まって、県大会でも抜群の評価を頂きました。全国大会の舞台でも愛媛県代表のトリとして登場し、堂々のアナウンスを披露したとのこと。
２人とも、愛媛県代表としての最後の大会、思い残すことのない良いパフォーマンスで締めくくれたようで、本当に良かったですね。
さあ、戻ってくると受験生としての毎日が待っています。こちらも仲間と共に合格まで駆け抜けましょう！
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